ChatGPTで張り紙用プロンプトを作るコツ。短く伝わる指示の組み立て方
AIで張り紙を作るとき、意外と差が出るのは画像のうまさではありません。最初に何をどう書くかでかなり変わります。同じテーマでも、指示が曖昧だとなんとなくそれっぽいだけの画像になりやすい。逆に、条件が整理されていると、修正もかなりラクになります。
ぼくは基本的に、ChatGPTで張り紙用のプロンプトを作って、Geminiで画像にする流れでやっています。そのときに大事なのは、長い文章を書くことではなく、短くても順番よく条件を書くことです。
まず結論
張り紙用のプロンプトは、次の順で組むと安定しやすいです。
- 何を作るか
- どんな紙面にするか
- どんな見せ方にするか
- 何を禁止するか
- どんな空気感にするか
要するに、テーマ → 紙面条件 → 構図 → 禁止事項 → トーンです。この形にすると、長すぎなくても伝わりやすくなります。
先に決めるべきこと
ChatGPTにいきなり「いい感じの張り紙を作って」と言うと、かなりぶれやすいです。先に決めるのは、設置場所、対象者、主目的、トーン、手書き欄の有無、多言語の有無、入れたい文言、避けたい印象、出したい印象。このくらいで十分です。
プロンプトの基本の型
1. 何を作るか
A4縦型の掲示物デザイン、公共施設向けの案内張り紙、集合住宅向けの禁止掲示、のように、テーマと紙の種類を最初に明確にします。
2. 紙面そのものの条件
完成紙面そのものを真正面から全面表示、紙の外側の背景は出さない、中央に小さく縮小したポスター表現は禁止、A4縦型、外周余白最小、内部余白で整理。ここがないと、壁に貼られた写真みたいな画像になりやすいです。
3. レイアウトの骨格
上中下の3ブロック構成、中央ブロック最大、上部に短い見出し、中央に主役1つ、下部に補助文1行。この骨格が入ると、張り紙らしさがかなり出やすくなります。
4. 文言の条件
見出しは短く、補助文は1行まで、情報は3階層まで、長文説明は禁止。ここを入れておくと、情報が増えすぎにくいです。
5. 見た目の条件
白ベース、3色以内、フラット2D、公共空間で自然に使える、安っぽくしない、威圧的にしすぎない。このくらいまで入れるとかなり安定します。
重要なのは何を入れるかより何を消すか
張り紙では、足りないことより余計なものが出ることのほうが失敗になりやすいです。壁、机、影、テープ、額縁、写真風の角度、無駄な背景、小さすぎる主役、多すぎる文字。だから、良いプロンプトは「こうしてほしい」だけでなく「これは出さない」が入っています。
モックアップ回避は必須
張り紙でよくある失敗がモックアップ化です。つまり、壁に貼られた状態、机の上に置かれた状態、テープで留めた状態、写真っぽい角度で出てくることです。欲しいのは張り紙を見せる画像ではなく、張り紙素材です。だから、モックアップ表現は禁止、壁・机・床・影・手・額縁は禁止、テープ・マスキングテープ・ピン・クリップは禁止、写真撮影風・斜め角度は禁止、紙の外側の背景を出さない、と最初から書いておきます。
ChatGPTに頼むときの流れ
ぼくなら、いきなり完成プロンプトを頼みません。まず条件整理、次に見出しや補助文の案出し、最後に画像用の完成プロンプトにまとめる。この3段で頼むほうが安定します。
実例
たとえば集合住宅向けの「駐輪禁止」なら、A4縦型、完成紙面そのもの、背景なし、モックアップ禁止、白ベース、赤・濃いグレー・白の3色以内、上中下の3ブロック、中央最大、上部に短い見出し、中央に大きな自転車ピクトと禁止マーク、下部に補助文1行、フラット2D、公共空間向けの自然さ、という骨格で組むとかなり安定します。
修正するときの考え方
画像が1回で決まらないとき、全部言い換えなくて大丈夫です。背景が出たら「紙の外側の背景を一切出さない」。テープがついたら「テープ・マスキングテープ・ピン・クリップ禁止」。文字が多いなら「見出しは短く、補助文1行まで、説明段落禁止」。弱いなら「中央主役をもっと大きく、中央ブロック最大」。ズレた所だけ直すほうが安定します。
まとめ
ChatGPTで張り紙用のプロンプトを作るときに大事なのは、長い説明ではありません。テーマ、紙面条件、レイアウト、禁止事項、トーン。この順で整理して書くことです。そして良いプロンプトは、何を出したいかだけではなく、何を出したくないかまで入っています。ぼくは、張り紙用のプロンプトは文章のうまさというより、条件整理のうまさだと思っています。